コンセプト
荒木建具店のこだわり
荒木建具店がある出雲の地
島根県は、古代からの歴史と風土を大切に守り続けている県です。
出雲神話にも出てくる出雲系の1柱の神である須佐之男命(スサノオノミコト)が、自分のヒゲを抜き山に撒くと杉になり、『これで船を作る材料とせよ』胸毛を檜に、『これで宮殿を作る材料とせよ』と言ったと記述が残されています。
言い伝えを守り、縁結びで有名な出雲大社をはじめ、数々の檜造りの古い神社が残されています。島根はロマン溢れた地であり、神々によって守られている所です。
地元の素材へのこだわり
弊社は主に、地元素材の杉や檜を使って製造しています。
昔から『弁当忘れても傘忘れるな』と言われるほど雨の多い地域で森林を占める割合は、全国で3番目と豊かな自然と水に囲まれた所です。そんなすばらしい環境で育った杉や檜は、独特の光沢や強度・香り、そして見た目の優しさがあります。
それを是非、皆様に知っていただきたいからです。そして木に携わる職業上、少しでもこの地域に・林業に貢献したいと願っているからです。
安らぎある暮らしと健康に適したものづくり
木は人間にもっとも近いと言われています。人間と同じように呼吸をし、時間と共に成長をする、一番なじみやすく身体にやさしい素材です。
木は優れた調湿作用があり、湿気がある時はゆっくりと吸い、乾燥している時は木の水分をゆっくりとはき出してくれ、夏は涼しく、冬は暖かく私達の生活を助けてくれます。木の呼吸作用で香りを発し、リラックス(森林浴効果)や血圧の低下・心拍数を下げる効果もあります。
弊社は、この木の優れた効果を最大に引き出す「Wスリット工法」の開発を通じ、皆様の安らぎある暮らしと健康に適したものづくりに今後とも突き進みます。
職人のこだわり
弊社は、安心して住まいを支える建具業(襖・障子・ドア・家具製造)を本業とし、今や機械加工が主ですが、その中でも木を愛し、木と長年共にしてきたからこその「こだわり」を大切にしています。 直接、山の現場に直接行き、木を確認してから製材をしています。先代から受け継がれた「技」と「経験」を活かし、一つ一つ手間を惜しまず、お客様の安心・安全第一にずっと使っていただくために、丁寧に造りあげます。
国産木を使って地球を守る
木に携わる職業上、森林資源の問題を深く受け止めています。「木を切る=森林破壊」と感じることと思います。そうではなく、木は再生可能な資源です。国産の木をたくさん使われることで、山の整備がされ斜面崩壊・土石流の災害を防げます。また、間引きや枝打ちをすることで、元気な木が育ち、CO2を削減し、地球温暖化に大きく 貢献できます。弊社は、未来の為に、未来の子供達の為に、国産材を使って守ります。